端末ごとに観測される不確定な夫
先日、ちょっと不思議な感覚を味わいました。
その日の午前中は、夫も私も書斎で机を並べて仕事していたのですが、午後から出張予定だった夫がボソリと言いました。
「Yahoo!で午後の出張行きの時刻表調べようと思ったのに、欧州からだとアクセスできないんだった…」
夫のPCモニタには、アクセス不能の画面が…。
夫は、欧州の研究所のサーバにログインして何やら仕事していたので、繋がらないのは当然なのですが、実体は日本にいるのに繋がらないのが、横で見ていてなんだか笑えてしまったのでした^^;;。
「スマホで調べればいいじゃない」
と軽く受け流しましたが、そそくさとスマホで調べ始めた夫を見て、すご~く違和感がありました^^;;。
向き合う端末が経由するサーバに依存して、その人の所在が決まってる…
PCに向き合う夫は今欧州にいて、スマホに向き合う夫は今日本にいるーーー。どっちが実体でどっちが仮想?? どっちも仮想なのか?? 身体の半分は日本にいて、半分は欧州にいるような感じ? 繋がるための電気はどこの国のを使ってる?? あっちこっちのを使ってるよね?? 夫は今どこにいる??ーーー
この春から政府は、海外IT企業にも日本での登記遵守を要請し始めました。これまで登記されていなかったこと自体に驚いた私ですが(日本法人は登記済)、それが懈怠なのか懈怠でないのかもわかりませんでした。たとえ仮想的な活動だけだったとしても、少なくとも日本にいる人が日本の電気を使ってサービスを利用している以上は、登記義務はあるように思え、でもそうなると、ネットに繋がっている海外の会社はすべて登記する必要があるような気もして、頭がグルグル回ってしまいました^^;;;。税負担という観点でも、本当に厄介な時代です。
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