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2022年6月17日 (金)

出生率1.30?

1969  2週間ほど前、2021年の合計特殊出生率が1.30だったとのニュース。そして15日には「子ども家庭庁」創設の関連法が可決成立
 子どもを持ちたくても持てない人も多いので、とてもデリケートな問題ですが、社会保障の観点ではやはり、これ以上の国内の少子化は非常事態だと思えます。そして、私の肌感覚からすると、「1.3もある??」というのが正直な印象。。。
 そこで、私の狭い交友関係ではありますが、試みに(現在も多少交流がある友人だけを母数に) 以下の分類で、女性友達一人当たりの出生率を出してみました。すると…、
・高校時代の友人:1.36
・大学時代の友人:0.67
・職場を共にした友人:0.73
・大学院時代の友人:0.13
という結果に。高校時代の友人コミュニティが、全国平均に一番近かったことになります(大学院時代の仲間は、リカレント受講ではあったものの、私より若い人ばかりなので、今後増える可能性はありますが、近年の分析を見ると、大幅増にはならない気も…)。
 私が生まれた頃は、2.13~2.14だったようなので、人口減少は誰の目にも明らか、、、。

20220610_2 20220610_1  先日、小石川後楽園に赴いた際、徳川家の家系図に目が点になりました。子どもが十数人に枝分かれしていたからです^^;;。渋沢栄一氏も(腹違いで少なくとも)12人の子がいたというし、体力的には一人の女性が3~4人の子を産むというのが不可能ではないのはわかります。ましてや、現代には水道も給湯器も洗濯機も冷蔵庫も掃除機もあって、イクメンも増えてきているのだから、庶民であっても、昔に比べれば育児は格段にラクになっているはずなのだけれど。。。
 私自身、「あと一人…」とは到底思えなかったのはなぜだろう…??? 子育ての“壁”は数々あれど、端的に言うなら「将来が不安だから」ーーーこれに尽きると思えます。生活が豊かになった分、標準的な暮らしの維持にお金がかかるようになってしまった上、情報が溢れすぎて、心配が先に立ってしまい、何かと世界を悲観的に見てしまうせいかもしれません。
 自分の老後すら不安なのに、“我が子”を、先送りばかりで借金漬けの国の社会保障の担い手にすることを、可哀相に思ってしまうというのもあるかも。。。競争社会・格差社会・誹謗中傷がはびこる社会でなく、公平で平等で誰もが尊敬しあえる社会なら、もう少し、出産意欲は湧くのかしらんーーー???
 だいたい、年金だって、採算が悪化する所が出て来ると、黒字の所と一元化して…、が繰り返され、結局すべての年金基金が赤字になるんじゃ??と思うと、年金の支払いをすること自体も不安になりますしねぇ。。。(もっと楽観的になるべき??)

20220616 【PLAN 75】本日、カンヌ国際映画祭で“ある視点賞”受賞の映画「PLAN 75」公開! 自身の老後を考える意味でも、観てみたい~!
(写真は昨夕の夕焼け…)

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