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2022年9月の30件の投稿

2022年9月30日 (金)

上期最終日

 本日、2022年度上期最終日。
 来月からは環境が変わる方も結構いらっしゃるかもしれません。
 知人でも何人か、官民人事交流で公職に就いておられた方の任期が満了するはず。来月以降はどんな仕事をされるのか。。。
 私はと言えば、特に大きな変化はありませんが、家族親族の先行きが未だ見えない中、柔軟に仕事をさせていただいていることに感謝しかありません。少しずつ手を拡げつつ、限られた時間内に最大限の貢献をすべく、緊張感をもって取り組むのみ~^^;。
 …ということで、勝手にMBO
【振り返り】
・一日も休まなかった(笑)
・実践的な新しいトライをさせてもらった
・プライベートとのバランスを維持できた
【下期目標】
・出勤時間にはフル回転し、リモートでの貢献を増やす
・海外法制のキャッチアップを定着させる
・プライベートとのバランスを維持する

20220924_1 20220924_2 20220929 【残暑?秋?】 今月下旬は、暑かったり急に寒かったりで、杏仁豆腐を作ったと思ったら次の日はグラタンを作ってみたり…^^;;。寝具も、ボアシーツに替えたと思ったらタオルケットを掛けてみたり…。季節の変わり目は大変です。

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2022年9月29日 (木)

音楽教室の著作権料問題:最高裁弁論

20220925_2 20220925_3  本日、音楽教室の著作権料負担に関する長年の懸案につき、最高裁判所で弁論が開かれます。子どもの演奏に関してまで、楽譜購入に加えて別途著作権料を暗に徴収されることが腑に落ちない身には、聴くのが辛い弁論になるのかもしれません。
 アメリカの最高裁布陣の構成による判断の揺れを見ても、微妙な問題というのは数知れず。。。司法判断に心から納得は出来なくても、運用で何とか辻褄合わせ的に肚落ちさせることも多々あるのでしょうが、まずは、頭をリセットして中立的な立場で判旨を読んでみたいところです。判決は10月24日

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2022年9月28日 (水)

『鏡の背面』

20220926_1  友人にご紹介いただいた、篠田節子さんの『鏡の背面』という本を、先日読了。
 以下、ネタバレ注意ーーー。

 

 いわゆる“毒婦”の心の中なんて覗く機会はないけれど、本書内で文字として明かされたソレは、おぞましく不快極まりないものでした。世の男女とも、つい打算で動いたり、多少策略めいたことを考えることはあるのでしょうが、本書に登場する明美のように、用意周到に緻密に、良からぬことを準備実行する人が現実にいるとしたら、空恐ろしい。。。彼女の行動の謎が明かされるまでは、「何か深い事情があるのでは…」とか、「何か違う捉え方が出来るのでは…」と、なんとか彼女を悪人にしない物語を推測して読み進めたのですが、結局のところ、すべてが彼女の思惑通りに進んでいたと知り、唖然とさせられた、というのが正直なところ。
 人のいい男性をさんざん喰いモノにしてきた彼女が、女性としての賞味期限切れを自覚し(^^;;)、最後の最後にターゲットにしたのは、“日本のマザー・テレサ”と言われるほどの小野尚子という女性。元は令嬢だったその人が、不運な女性たちのシェルターのような場所の管理人になり、フィリピンの片田舎にまで赴いてボランティアとして奉仕活動にのめり込んでいく動機や経緯がいまひとつわからなかったものの、明美が尚子になり変わる中で、おどろおどろしい彼女の心が、聖女のように変容していく様は、信じがたい不可思議さでした。
 本書には、不運な女性の一人として、母親が入信した宗教の霊感商法的な活動の被害者となった娘が登場します。このくだりは今読むと、オカルティックでありながらも妙に説得力があり、“集団ヒステリー”のような一種の洗脳や催眠作用が人の心に及ぼす効果の尋常なさが、いかに日常を蝕むかを如実に表現しています。狭い世界だけの価値観に縛られ、客観性を奪われた人間が陥りがちな判断力の低下を痛感させられます。
 この物語の謎めいた展開を追う二人の女性は、ひとりはこの“新アグネス寮”の代表となった優紀、もうひとりは元代表だった(明美扮する)尚子をインタビューしたことのあるフリーランス・ライターの知佳。“タッグを組む”というほど強い絆で協力し合うわけではないのだけれど、お互いの“閉じられた世界”をこじ開ける存在として、相互に次第に信頼を高めていく雰囲気がせめてもの救いでした。
 終盤まで、心の闇の淵を覗き込むような恐怖を感じつつ、次第に明らかになっていく謎を追う面白さに、つい読み進めてしまった感じ^^;;。人の心は、巡り合わせによって、意外にたやすく傷ついたり形を変えてしまう脆いものであるからこそ、いつも“良き者”であろうとする意志が大切だと思わされました。(学生時代にマザー・テレサの生の言葉を聴き、修道女に憧れたりしたこともありましたが^^;;、私のような軟弱者には到底務まる仕事ではないことも痛感されました…苦笑)。

【読むか読まないか…】 本書のようなテイストの本で気になっているものとして、小池真理子さんの『アナベル・リイ』と、鈴木涼美さんの『ギフテッド』というのもありますが、、、どうしよう。。。

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2022年9月27日 (火)

『市場・知識・自由』

20220831_10_20220902093801  前職でお世話になり、今も社会科学や法哲学分野の情報源として密かに頼りにしている方が、先々月くらいにFBで紹介してくださっていた本、フリードリヒ・ハイエクの『市場・知識・自由』。
 なにせ素養のない私なので、ゆっくりじっくりと拝読していたら、2ヶ月近く掛かってしまいました^^;;。
 先月末に読み終えてはいたのですが、自分一人では咀嚼しきれないため、ウロウロと人様の書評紹介文関連文を読んでみたり。。。
 読後も、到底理解できたとは思っていませんが、過日別経路で読んだサン=テグジュペリの『人間の土地』と、ハイエクが好んだと思しき『人間本性論』・『道徳原理の研究』からの引用とが妙にシンクロして感じられました。
 共感する部分もとても多かったのですが、何かを考える時に二元的対立に単純化して語る部分が多いのは、ちょっと違うのでは…と思う部分もあり。。。
 「真の個人主義」と「偽の個人主義」とか、「自由な社会」と「全体主義的社会」とか、まぁ単純化しなければ議論できないのが研究環境というものなのかもしれないし、ケインズのような人との思想やスタンスの違いも、周囲が勝手に対照してしまうのかもしれません。学者・研究者的なハイエクと、芸術家・政治家的なケインズという人間的な性質の違いというのも、あったのかもしれませんが…(笑)。社会保障や相続など、各論部分では確かに意見を異にする所もありつつ、双方の主張の一部を読んでみると、どちらにも、社会経済は常に流動的で、
動的平衡は構成員全員の貢献によるものであることを踏まえた、謙虚さのようなものを感じました。
 本書を読んで、バーナード・マンデヴィルデイヴィッド・ヒュームという人たちにも興味が湧きましたし、ケインズの知らなかった一面を知ることも出来ました。
 掲載されている8編の論文の、どれにもそれぞれ印象的なフレーズがありましたが、今日のところは、以下(p.227)の“自由主義的法概念”の中の一節を引用して、本書の記憶としたいと思います。
ーーー正当な権威をもつ立法府の法令といえども、専制君主の法令と同じく、恣意的であるかもしれないし、実際、特定の人びとや集団を対象とする、つまり普遍的に適用可能な規則に由来するのでない、命令や禁止はどれも恣意的とみなされるであろう。こうして、強制行為を古い自由主義的伝統の用語法の意味で恣意的たらしめるものは、強制行為が政府の特定の目的に奉仕し、特殊な意志行為によって決定されることであり、自生的、包括的な行為の秩序ーー正しい行為を矯正するその他すべての規則がこの秩序のために奉仕しているのだーーを維持するために必要な普遍的規則によって決定されるのではないということである。ーーー

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2022年9月26日 (月)

陣取大戦ナワバトラー

20220919_5  任天堂の「スプラトゥーン」が大ヒットですね! 既に数々の伝説的ヒットを飛ばしているにもかかわらず、またしても記録更新をしてしまうほどの愉しいゲームを開発できるって、スゴイなぁ…と、純粋に驚いているわけですがーーー。
 今回、このシューティング(?)ゲームの中に、「陣取大戦ナワバトラー」というミニカードゲームがあるのを見て、私も少々やらせてもらいました。(画像はその1シーン。©Nintendo
 するとこれがまぁ、面白い面白い! すっかり夢中になってしまい、これだけをスマホゲームにしてくれないか?!と期待するほど(笑)。テトリスのような中毒性があり、強い意思がないとやめられない^^;;。
 陣地取りというのは、子どもにも直観的に分かるゲームだし、(哀しいかな、大人になってもナワバリ争いが絶えないように見受けますが、)囲碁やオセロ同様、本当にクセになる…! 原始的なのに面白い、こんなゲームを考え出した人の話を聴いてみたいです~^^♪
 とりあえず、暇を見つけては、全対戦相手を引きずり出して、レベル1,2,3のすべてで5勝ずつするのが直近の目標^0^;;;(一昨日「アタリメ」が対戦相手に加わりました。残すところ1号、2号、ものまねクラゲの3体??)。
 囲碁ともオセロとも違うルールで、テトリスや“ぶよぶよ”のようなのとも違う。新しい規則にのっとってやるゲームは、これまで使ったことのない頭の部位を回転させている気がして、頭の体操にもってこい! 奥深さやバラエティ感はデジタルだからこそ。認知症予防に、全脳刺激ゲームパックでも作ったら、社会保障費抑制になるのではないかしらん~♪?

水星の魔女】昨夕、新ガンダムのPrologueが放送されました。TBSさんの心意気に拍手~! プロデューサー等々、ずいぶん世代代わりしている印象も。。。歴史あるコンテンツの新作に携わるって、昂揚感も緊張感もハンパなさそう…。スタッフ、キャストの皆さま、応援していまーす!

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2022年9月25日 (日)

『超AI入門』

20220914  NHKの「人間ってナンだ? 超AI入門」という番組は観ていないのですが、本書は、その制作班と松尾先生の編著。
 番組内の解説のエッセンスを一冊にまとめた上、Googleのジェフリー・ヒントン氏と、Facebookのヤン・ルカン氏のインタビューを加えて構成されています。
 ディープラーニングの仕組みと現状を知りたいと思い手に取りましたが、すでに当番組の取材時から5年以上が経過し、おそらくは様変わりしてしまっているのかもしれません。
 ただ、脳の仕組みを知りたいという好奇心に端を発したAI研究は、まだまだその端緒にすらついていないのかも…とも感じました。脳とAIの関係は、しばしば鳥と飛行機の関係に喩えられています。“空を飛ぶ”という点では飛行機は鳥の能力を実現し、大きく超えるスピードを実装している。同様にAIも、“将棋を差す”とか“画像診断する”とかいう点では脳の能力を実現し、大きく超える精度を実装するようになってきた。けれど、鳥の羽ばたきをそのまま取り入れていないのと同様、AIも脳の機能をそのまま取り込んでいるわけではない。そもそも、脳の学習の仕組み自体が未だ解明されていない…。似て非なるものの創造には辿り着いたものの、「脳の仕組みを知りたい」という当初の疑問へのアプローチが、ディープラーニングの先にあるのかどうかはわからない。。。
 松尾先生の解説からは、楽観的で明るい展望を感じつつ、むしろ人間の限界とその先について考えさせられます。
「結局、人間というハードウェア自体に非常に大きな制約がある。特に「情報の保存」と「通信」において大きな制約がありました。ところが、もし脳の機能を拡張してデータをいくらでもやりとりできるようになれば、人間が全体として知識を共有して、全体として学習し、進化していくことも可能になるはずです」(p.162)
 私自身、“身体”という制約を感じずにはおれませんが、機械に学習させるのに要する電力に比べ、人間の学習に要するエネルギーってどれほどなんだろう?というのは素朴な疑問。人間って実は、すごい省エネに出来てるんでは??
 著作権分野で話題の、人間の“創造性”・“創作性”ってナンだ?と思ってAI本を読み始めたものの、ますます分からなくなる…というのが正直なところ。
「「知能という存在に迫りたい」という研究者たちの目的は、煎じ詰めると、「人間の最も強力な武器であった知能の仕組みを知りたい」と同時に、「知能を除いた人間の人間性を知りたい」ということだと思います」(p.72)
 そもそも“創作性”って、上記の「知能の仕組み」から生まれるのか、はたまた「知能を除いた人間性」から生まれるのか、その両方のブレンドなのか…? まぁそもそも、そんな分離は不可能だと思いますが、知能の仕組みがAIで再現できるのなら、知能以外の人間性がブレンドされてはじめて“創作性”と呼ぶべきものが生まれるような気がしなくもなく…。
 少なくとも、ディープラーニングの“誤差逆伝播法”とやらは、ニューロンのネットワークの強弱をコントロールするプログラムのようだから、そこにプログラマの創作性が発揮されたとしても、それは入出力データのジャンルに対する“人間性”の発揮とは思えず、あくまでプログラムの創作性のように思われました。いやいや、単なる私の感想なので、是非いろんな人の意見を聴いてみたい!
 次は『基礎からわかるディープラーニング』に行ってみよう~♪

【物理学会誌】本書は、AIと人間とのかなり先の未来を見せてくれたのに対し、今月の物理学会誌には「機械学習とロボットは、研究者を「自由」にする」という、即実践を目指す記事がありました。AIやロボットを物性実験に使うことで、セレンディピティの機会が増える、という解説を面白く読みました。また、来月号では「観測的宇宙論への機械学習の導入事例」という記事が掲載予定だとか。これらを見ても、実用化が各所で進んでいるのが実感できますね。

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2022年9月24日 (土)

ぼた餅→夜船→おはぎ→北窓

20220923_7 20220923_5 20220923_6 20220923_4  昨日は秋分の日。いよいよ夏から秋へーーー。
 皆さま、おはぎは食されましたか?? この歳になるまで知りませんでしたが(恥)、おはぎって、季節によって呼び名が違うのだそうですね^^;;。ぼた餅と言い換えることはあっても、夜船だの北窓なんて、言ったことない!!
 ご先祖様と日本の風流を思いながら、近所のスーパーで仕入れた“おはぎ”を、家族でのんびりいただきました(和菓子屋さんの前は大行列で買えなかったぁ~;;;)。

 そして、幸い雨の降りだしは夕方からだったので、久々に家族でウォーキング。
 時折日差しもあり、涼しい風も吹くなど、かなり歩きやすい日でした。小名木川から大横川、仙台掘川と水路沿いに延々と8Kmほど。
20220923_1 20220923_2 20220923_3  途中、マユミモッコクの実、曼殊沙華やドングリなどなど、秋らしい草花を見掛け、公園で遊ぶ小さい子連れの親子の様子も長閑^^。
 四季があるって、本当に最高の贅沢だなぁ~♪

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2022年9月23日 (金)

久々美容院

20220916  先日、一年ぶり(?!)の美容院^0^;;;。
 コロナ禍にかこつけて、髪の毛は伸ばし放題でひっつめ髪を続けていたのですが、少し気分転換したかったのと、ホットフラッシュの影響で蒸れを和らげたかったのとで、かなり切って梳いてもらいました。
 美容師さんやアシスタントさんとは、最近自分たちが行ったいろいろなお店で、オススメの店などを紹介し合いーーー^0^♪
 そのうちの1つ、新嘉坡麺飯店のテイクアウト「新嘉坡チキンライス」というのが、美容師さんのイチオシでした! 
 美容師さんというのは、仕事柄たくさんの人と話すので、それはそれは情報通!! 不動産会社勤務のお客さんから聞いたという、近所の再開発計画を教えてもらい、1階に耳慣れない名前のスーパーが入る予定だとのことで、楽しみ楽しみ♪
 機会を見つけて、オススメのチキンライスと、新たなスーパーにトライしてみたいと思います~。

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2022年9月22日 (木)

ビブリオバウム

20220918_2  先週、ママ友さんがFacebookで訪問レポートしてくれていた、石川県の「ビブリオバウム」。石川県の県立図書館だそうですが、なんとも垂涎の建築
 やはり、お金をかけてモノを作るなら、これくらいのこだわりが欲しい! 環境デザイン研究所という設計事務所が手掛けたのだそうです。
 公園のようでもあり、カフェのようでもあり、キッチンのようでもあり、美術館や博物館のようでもあり…。本当に、めくるめくビブリオ体験が出来そうですね~♪
 SHOSHOという検索ページには、公開資料の点数が表示されており、器のみならず、データベースの整理状態も素晴らしい! 司書さんたちも、それはそれはエキサイティングな仕事をこなされているご様子。。。
 あ~、一度行ってみたい!!
(我が家の本棚は、特注で階段脇すべてを本棚に改造したにもかかわらず、すでに満杯状態。。。少年向けの書籍は、そのうち古本屋さんに出さないとかなぁ…(T T);)

MANGA Out of the Box】図書館の可能性もまだまだ広がりそうですが、ネット上の展示も侮れない! 魅力的なサイトがたくさんありますね~♪

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2022年9月21日 (水)

敬老の日

20220917_5  イギリスではエリザベス女王の国葬が行なわれ、たくさんの花が供えられる中、日本は敬老の日を迎えましたね。
 私も、例によって両親の様子見がてら、この祝日に実家訪問を予定していたのですが、、、。
 なんと、2,3日前から、台風14号接近のニュース!? 関東地方は月曜火曜に荒れる可能性もあるとのことで、予定を急きょ変更し、土曜日の夕方に行ってきました。
 鰻弁当とおはぎを持参して、そそくさと駆けつけると、その日の昼前後、自治会の敬老祝で、お赤飯とお饅頭セットを2セットいただいてきたそうで、そのうちの1セットをお土産に持たせてくれました^^;;。
 なんでも、地域の40%くらいが75歳以上とかで、数百人の高齢者が、お祝い品をもらいに来ていたのだとか?! 百歳近い人も結構いて、皆さん姿勢もいいしお元気だそうで驚愕!! 日本の縮図を見るようで、ちょっと複雑な気分も。。。お年寄りが稀少で少数派なら、敬う気持ちもひとしおでしょうが、多数派になってくると、敬い切れなくなってきますねぇ。。。
 父も母も前日まで結構な庭仕事に精を出していたそうで、日に焼けて小麦色になっていました^^;;。元気そうで何より。
 この日は、「10月から医療費が増える~」とこぼしていましたが、「若い人に負担をかけないためには仕方ないね」とも。医療費負担を増やしたり税率を上げたりするのがやむをえない面もありますが、政府の無駄遣いはキッチリ検証して欲しい!!
 来週は、家に買取業者を呼んで、少し家の中のモノを整理する計画らしく、都合が付けば私も立ち会う予定。さてはて、どんな展開になりますことか?!

20220919_1 20220919_2 【内覧希望者】 過日、両親に代わって業者に依頼した案件につき、台風14号接近の中、内覧希望があった旨、連絡がありました! 果たして動きはあるか?!
 そして、敬老の日当日は、予報に反して朝からピーカンに晴れていたので、「これなら実家に行けたなぁ…」と思いながらウォーキングに出ました。曼殊沙華がそこここで咲き始めているのを眺めて昼前に帰宅した途端、ドシャーッと雨が降り始めてビックリ! 絶妙のタイミングの散歩でしたぁ^^;。

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2022年9月20日 (火)

塩尻メルロ

20220911_9  過日、テレ朝の「旅サラダ」で長野のゼロ磁場地域が紹介され、にわかに長野県が気になるスポットになっていました。
 そこへ来て、先週の日曜日に家族で外食した折、塩尻ワインメルローをいただいたら、とても美味しかった!♪
 長らく、どうも美味しい国産ワインに巡り合えなかったけれど、じわりじわりと口にする機会が増えて来て、今回の塩尻ワインで完全に見直してしまった感じ^0^!
 これからは、臆せずどんどん手を出して、国産ワインも応援していきたいと思いま~す!

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2022年9月19日 (月)

中華~楽風

20220917_1 20220917_2  過日、友人とホリディ・ランチ。中華から古民家カフェへとハシゴして…^^♪。
 我が家はなぜか、外食で中華料理を食べることが稀なので、久しぶりにオーソドックスなコースランチに舌鼓。プリプリ海老が美味しかった♪
 友人は、ここ一年ほどの怒涛の日々で何かと疲れているのでは…と心配しましたが、疲れよりも政治への怒りが勝っているらしく(笑)、あれやこれやの理不尽に憤慨していましたが、元気そうで何より^0^! 怒りのパワーは時に勢いやエネルギーになるし、怒れるのは元気な証なので安心しました。
 お子さんが独立してからは、フットワーク軽くあちこちへと出掛けていて、先月は鬼怒川温泉、今月頭は京都の宇治方面へと、ここ最近も旅行三昧なのだとか。平日は仕事して休日は旅行して、充実の日々ですね~。お土産に、平等院デザインのエコバッグをいただきました、ありがとう~!
20220917_3 20220917_4  ランチ後は、“楽風”(らふ)という、古民家カフェへ。
 昔ながらの土壁を残し、木造で風通しのよい、柔らかさのある寛げる場所でした。大きな丸い木製テーブルに腰を落ち着けて、芽茶と和菓子をのんびりいただきながらのおしゃべり。お茶は、茶釜からいくらでもお湯をいただいておかわり自由♪ 私は4杯もいただいてしまいました。
 2階はギャラリーになっていて、この日は、風見靖子さんという方の「絹の衣展」をやっていました。野蚕糸(ワイルドシルク)を使った、風のように軽やかな服の数々が、色もデザインも素敵でした。
20220918_3  このお店は友人の家から徒歩圏内にあるとのことで、うらやましい限り!
 また、この日は篠田節子さんの『鏡の背面』という本をご紹介いただいたり(早速入手しました!)、Region1のDVDで早々に「Top Gun:Maverick」や「Downton Abbey」を観たという友人の話に、ネタバレしない範囲で概要を聴いたりして、読みたいモノ・観たいモノのリストが増えました♪
 おしゃべりは、目下お互いが抱える様々な厄介事などにも及び、友人は夢にまでその影響が出たそうですが、大笑いしながら話してスッキリ。
 懸案事項はまだまだ続くので、次回も報告会と称して、のんびりランチを愉しむ予定です^^。

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2022年9月18日 (日)

秋の空と八重洲B.C.とリコリスと…

20220910_2 20220910_3 20220910_4  先の中秋の名月の日の前日、八重洲ブックセンター本店が、今年度いっぱいで閉店になると知りました。東京駅前の再開発によるものだそうで、超高層大規模複合ビルが完成した暁には、そこに入居する計画とのこと。ついこの間、神保町の三省堂が建て替えになるという報道があったばかりで、驚きました。
 自分が学生の頃は、本探しと言えば、新宿の紀伊国屋書店か、神保町の三省堂か、東京駅の八重洲ブックセンターか、浦和の須原屋だった気がします。こちらがこれだけ年を取ったのだから、書店の建物も老朽化するわけですね~^^;;;。三省堂が約40年、八重洲ブックセンターが約44年…。ビルの寿命って、そんなものなのかしらん?? そうして見ると、1930年竣工の日本橋野村ビルディング旧館の保存って、スゴイなぁ。。。(現在ですら築92年?!)
 近頃はすっかりOAZOの丸善にお世話になるばかりになっていましたが、八重洲ブックセンターがリニューアルオープンする頃には、今度はOAZOが開業30年近くになるわけで、街の新陳代謝を感じずにはおれません。
20220910_7 20220910_8 …ということで、夫とウォーキングがてら、懐かしの八重洲ブックセンターに赴き、今期話題のアニメのスピンオフ小説『リコリス・リコイル Ordinary days』を探しましたが、見事に売り切れ! いまどき、発売前に2度重版して10万部が即日完売って、スゴイな…?!(結局、Amazonで注文するハメに…^^;;)。

20220918 【中秋の名月】満月の夜は、うさぎ饅頭を食べて、夕涼みがてら月を愛でにーーー♪ 秋ですね~。
(ひだか巾着田の曼殊沙華まつりも、行きた~~~いっ!!)

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2022年9月17日 (土)

親への感謝

20220907 2022090220220910_1  なぜか、近頃とみに、親への感謝の気持ちが立ち上る毎日。
 先日も、ニュースで多胎育児の大変さと、現在の支援状況について紹介していましたが、何を隠そう、夫は一卵性双生児で、2つ上にお兄さんもいます。ですので義母は、単身赴任の義父や親を頼ることなく、昭和30~40年代に3人の男の子の育児をしていたことになります。
 夫に、「お義母さんにホントに感謝しないといけないねぇ」と言ったら、ポカンとした顔をしていましたが(?!)、自分がどれほど大切にされて大きくなったか、自覚していないようです^^;;;。(←後日、この時は話がよく見えていなくてポカンとしていただけで、親には十分感謝しているとのこと^^;;)
 夫の両親や私の両親の世代は、子どもを2~3人持って、全員を大学まで行かせるという(私から見たら)離れ業をやってのけ、尚、引退後は比較的ゆったりとした老後を過ごしており、高度経済成長期の恩恵も多分にあるとはいえ、それでもスゴイことだなぁ…と、つくづく思うのです。真面目にコツコツと暮らしていなければ、決して出来ないことだと感じます。
20220910_6  近頃の私などはもう、日々惰性と手抜きでなんとか家事をこなしている始末(汗)。料理も、いかに楽できるかを最優先にしている感は否めませんが、自分が小さい頃、フルタイムで仕事をしながらでも、ジャガイモを茹でて潰すところからコロッケを作ってくれていた母を思い出すと、足を向けては寝られない気持ちになります^^;;;。
 明後日は敬老の日。老いた親への感謝の気持ちをそっと伝えつつ、自分たち世代はこれからの世代の人たちのために、まだまだ実直勤勉に生きないとな…と思わされます。

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2022年9月16日 (金)

ホットフラッシュ

 (断じてステマではなく、宣伝のつもりは毛頭ないのですが、、、)
 昔はプルーンが苦手だったのに、近年は高校時代の友人から、定期的にミキプルーンを送ってもらっている私。
 ところが、先月末に注文依頼をし忘れてストックが切れ、8月下旬からもう2~3週間、プルーンエキスを摂取していません。都合により9月末までは発送が難しいとのことで、ペンディング状態なのです。
 これが原因なのか否か、9月の頭くらいから、ホットフラッシュがものすごくて、ちょっと動くと、身体が急激に熱くなり、ダダダ~ッと汗が滝のように流れるようになりました!? 確か、2年前の夏くらいから、ホットフラッシュの兆候を意識するようになったのですが、あの頃ってプルーンを採ってなかったっけなぁ…???
Img_6880  具合が悪いわけではないのですが、火照りと汗があまりに酷いので、間に合わせに、スーパーで種ぬきのドライプルーンを買ってきて、ヨーグルトに載せて食べてみました。効果の程はわかりませんが、いつものプルーンエキスが届くまでは、こちらを食しておこう…と思います~^^;。これでケロリと火照りがなくなったらスゴイんですが、そんな即効食材があったら苦労しませんね(苦笑)。仕事仲間からも息子からも、「“命の母”を飲んでみたら?」と言われ、笑ってしまいました^0^;。
 いずれにせよ、体内のホルモンバランスが急激に変化している気がします。これを乗り越えれば、晴れて元気なおばあちゃんになれるのでしょうか…???^0^;;

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2022年9月15日 (木)

向島百花園

20220904_4 20220904_5 20220904_6  過日、(たぶん初訪問で)向島百花園へ。
 9月下旬には、萩のトンネルをくぐれるとのことですが、我々が赴いた時はまだちょっと早かったようで。。。^^;;。
 都内には複数の文化財庭園があり、ここもその一つですが、どの庭園もそれぞれ趣が違い、百花園はとても素朴な草花が多い印象。
 ヘチマやナスが成っていたり、桔梗やナデシコが咲いていたり、園内のそこここにたくさんの句碑が設置されていて、きちんと鑑賞しながら回ったら、きっとかなりの時間が掛かると思われます。小さな鉢にひっそりと植生していたデンジソウという水草が、まるでたくさんの四つ葉のクローバーのようで、とっても縁起良さそうに見えました♪ 
20220904_9 20220904_7 20220904_8 藤棚や葛棚やつる物棚が数々配され、迷路のように入り組んだ小道があるのも、珍しい造りに思われました。
 私たちはそそくさと回ってしまいましたが、折々に「月見の会」「虫ききの会」「萩まつり」などの行事も催されるようなので、四季折々の情緒が味わえる庶民的な庭園のようで、すっかり気に入ってしまいました。
 中秋の名月の晩(9月10日)は夜9時まで開園していたようですが、きっと素敵な夜だったことでしょう。。。
20220904_11 20220904_10  今月後半、萩のトンネルをくぐりに行けるかな…??

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2022年9月14日 (水)

北十間川河川テラス

20220904_2 20220904_1 20220904_3  先週日曜日、夫とのウォーキングで北十間川河川テラスの対岸開通を確認しに行きました。
 ミズマチ周辺は、少しずつ少しずつ開発が進められており、まだまだ今後も、河川テラスは伸長しそうです。
 コロナが落ち着いて、海外からの旅行客がまた増えて来る頃には、かなり快適な場所になると思われます♪
 例によって“いちや”のカキ氷で喉を潤して、さらに延々と歩いた日曜の午後でした(次回は長命寺の櫻もちを買って帰ろう~♪)。

20220911_1 20220911_2 20220911_3  …そしてこの翌週の日曜日。またしても、旧中川から北十間川に抜けるコースをウォーキング。カヤックの練習をする人たちや、ガマの密集した河原をテクテクと歩いて、またしても“いちや”に立ち寄って水分補給~^^;;。
 たった一週間後にもかかわらず、この日は海外からのツアー客がずいぶん増えているのを感じました。
 都内にはいろんな河辺があるけれど、川の流れを観ながら歩くのはサイコーです。

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2022年9月13日 (火)

ハガキ二葉

20220905  今月前半、2通のハガキを頂戴しました。
 1通は、以前、委員会活動でご一緒させていただいたことのある弁理士先生から。月刊Patentに記事を寄稿されたとのことで、そのご案内と、今度某市の大学で講義を受け持つことになったとの近況のご紹介。4年前にこの市で行われた発明工作教室でご一緒させていただいたため、思い出してくださったようです。いつも前向きに多方面で活躍されており、仕事の幅広さを実地で見せてくださるかのよう。見習いたいなぁと思っています。
 もう1通は、かねてよりイロイロお世話になり勉強させていただいている弁理士先生から。BCPに配慮して事務所を法人化されたとのお知らせ。来年秋から始まるインボイス制度への対応が、動機の決め手だったとのこと。常に先を見越して、フットワーク軽く新しいことにトライされる意欲的な姿勢に、刺激をいただいています(電子マネー対応も速かった!)。弁理士法人化には、入会届出料2万円に加え、毎月1万円の法人月会費がかかるとのこと。事業継続的観点では、法人化した方がいいに決まっていますが、これらの費用計上のために事業継続できなくなっては元も子もないので、悩んでいる先生方は多いかもしれません…^^;;;。
20220912_1 20220912_2  こうした刺激をくださる先生方の存在はとても大きい! とかく後ろ向きになりがちな気持ちが、クルリと前向きになるので不思議です^^。いつもありがとうございますm(_ _)m

【中秋節と国慶節】それにつけても、中国のビジネスマンは、きっちり休む人が多いのか、9/10~12の中秋節は、仕事メールがほとんど途絶していた感じ^^;。来月頭(10/1~7)の国慶節も似たような状況になるのかしらん??

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2022年9月12日 (月)

「マダム・フローレンス 夢見るふたり」

20220905_3  「ミス・シェパードをお手本に」でマギー・スミスの名演を観た直後、あるサイトで、悲運に見舞われたピアニストの実話を描いたもう一つの映画「マダム・フローレンス」(Florence Foster Jenkins)が対照されていたので、試みに観てみることに。こちらは、メリル・ストリープ!(以下、ネタバレ注意)

 舞台は20世紀初頭のニューヨークですが、作品はイギリス・フランス合作の音楽コメディ&伝記映画(私にはまったくコメディには思えませんでしたが)。幼い頃はピアノの才能に溢れ、音楽家の道を進みたいと思うも、父親の反対に遭い、また、医師と駆け落ちしたものの梅毒をうつされ離婚、父母の莫大な遺産を相続後、ベイフィールドという舞台俳優と事実婚して、NYの音楽界を支える活動をするようになるマダム・フローレンス。
 ある日、素晴らしいオペラを聴いた後、歌のレッスンを始め、やがて自らカーネギーホールで歌いたいと思うようになるのですがーーー。
 過日観たミス・シェパードとは天と地ほどの違いで、それはまぁ、実家が裕福だったか否かに如実に左右されているわけですが、梅毒に侵されて身体のあちこちを病み、ピアノを諦め、普通の結婚生活も送れなくなるという点では、やはり悲運のピアニスト。
 不思議だったのは、ピアノの名手でも、自分がオンチか否かがわからないのだろうか??という点。ピアノの演奏で鍛えられた音感で、自らの歌が録音されたレコードを聴けば、当然音程のズレは分かりそうな気がするのですが。。。?? まぁ、多少の音程のハズレなど気にせず、堂々と楽し気に唄う人は輝いてるな、と思います^0^♪。
 フローレンスは結局、音程のズレが直らないままカーネギーホールで3000人もの聴衆を前に唄うのですが、NY Timesの批評家からはさんざんに書かれ、失意のどん底に。。。とはいえ、夢だった舞台で、愛する夫に見守られながら歌唱をし遂げた彼女は、満たされた表情で床に就きます。役作りに臨んだメリル・ストリープは彼女のことを、“世界の美しくて素晴らしい部分だけを見ることができる人”と言ったのだとか。確かに、自分自身が世界や自分や他人のことを、どんな風に受け止めるかで、物事はまったく違った様相を呈しますよね。

 ミス・シェパードとマダム・フローレンスを観てつくづく、人生は人それぞれ、と思います。人を羨んだり自分を蔑んだりという気持ちは、何も生まない。自分が信じる生き方を貫いて、一心不乱に前進するのが一番、ですね!

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2022年9月11日 (日)

「ミス・シェパードをお手本に」

20220903_5 20220902_4  9月の頭、台風の影響でウォーキングが望めそうになかった週末前、友人から表題の映画のことを教えてもらいました。
 原題は「The Lady in the Van」。劇作家アラン・ベネットの、実話に基づいた作品で、各国で舞台化もされているようです。
 なんとも英国的な諧謔に満ちた脚本で、泣いたり笑ったり呆れたり顔をしかめたりしながら、最後は爽快感に包まれて観終えました。(以下ネタバレ注意)

 ミステリーじみた車上生活をする老女を、自らの家の前庭にいっとき居候させることにした劇作家。結局、彼女が亡くなるまで15年ほども、折に触れて面倒みることになるのですが、年老いても自主自律して、媚もへつらいもなく、我が道をゆく(わがまま)老女。熟練のマギー・スミスが圧巻で、お芝居とは思えませんでした! 当時の女性飛行士(エイミー・ジョンソン?)のファッションを真似てみたり、フランス語を流暢に話したり、修道女だった過去を持つなど、つかみどころのない女性でしたが、実は巨匠アルフレッド・コルトーの弟子としてエコール・ノルマルでピアノを学んだこともある元コンサートピアニストの“マーガレット・フェアチャイルド”だったと、死後に判明します。
 若い頃は、ピアノの演奏が生活のすべてだったような彼女ですが、修道院ではその演奏を禁止されてしまい脱落、家族ともうまくいかなくなって精神病院に送られたり、そこを脱出したりと不安定な暮らし。。。そんな中、愛好するドライブのさなか、モーターサイクリストに激突されるという事故に遭い、相手を死なせてしまったことに罪の意識を抱えながら、車上生活をするようにーーー。事故は本当は彼女のせいではないのに、逃亡の末に懺悔を繰り返しながら、事故のことを知る警官にゆすられ続けの人生。
 一方の脚本家も、作家と生活者の間で揺れながら、自身の年老いた母親は施設に入れ、謎の老女に前庭を提供して作品のイマジネーションを膨らませる、少し歪んだ生活。なりゆきで老女にトイレを貸したことから、次第に買物に付き合ったり糞尿の始末までするハメになったけれど、「“介護”という言葉は嫌いだ。単に個人と個人の関係上、自己満足のためにしていることだ」と斜に構え、「介護とは汚物の処理だ」とも言い切る彼。
 何をしてもらってもお礼も言わず、失礼をしても謝らない彼女でしたが、彼女なりに精一杯、誇りを保って生きようとしていたのかもしれません。だからこそ、福祉施設で入浴して帰ってきた晩、死を予感してか、様子見に来た彼の手を取るシーンは泣けました。
 彼女の人生には、家族の他、音楽の師匠や司祭や修道女や警察官や福祉士や、街ゆく様々な人が行き交いますが、補い合うかのような交流をすることになる劇作家のベネットと出逢い、最後まで我を通して生きられたのは幸いだったと言えるのでしょう。罪の償いだったのか、ある意味禁欲的にピアノを弾くことを堪えてきたけれど、最後の最後に現実か幻想か、鍵盤に触れ、身体に沁み込んだ演奏をすることが出来てよかった!

 本作と対比させて、「マダム・フローレンス!夢見るふたり」という映画も観てみたい、と思いました。

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2022年9月10日 (土)

「画像自動生成AIと著作権」by 柿沼先生

 “「学ぶ」の語源は「まねぶ」(学ぶ)で、「真似ぶ」(まねぶ)も同じルーツ”ーーーというような話を、著作権の大家の先生がどこかに書いておられたと記憶しますが、先月、mimicという画像自動生成AIが、リリース前に炎上してサービス停止になったようです。
 人間の赤ちゃんは、とにかく目にするもの聴こえるもの等、五感を刺激するあらゆる情報を吸収して真似て真似て大きくなるものだと思いますが、大量のデータセットを学習して何らかの機能を向上させたAIソフトウェアは、人間の赤ちゃんと同等に見ることが出来るのか?というのが、今回の問題の大雑把な掴みになるのかもしれません。
 AI生成物に関する法的論点は、ずいぶん前から取沙汰されていますが、先月のMidjourney、Stable DiffusionやmimicといったAIソフトの出力が、人間の成せるものと区別つかなくなってきたのを機に、専門の弁護士先生が、問題点をまとめてくださっていました(画像自動生成AIと著作権)。
20220905_2  かねてより、機械学習の現状と仕組みについて知りたいと思っていますが、ざっくり見たところの“深層強化学習”は、予測と実際の誤差をどんどん縮め“重みづけ”を矯正していくこと(誤差逆伝播法)で学習するようなので、それは、人間の赤ちゃんがしていることと仕組み的には大差ないようにも思えます。「学習」するには、「失敗」することがとっても大切なんだなぁ…と漠然と感じます。
 とにもかくにも、機械学習の“仕方”(入力と出力の間の見えない多層部分のバックグラウンド)を学ばないことには、AIに関する権利関係の議論をうまく把握できないなぁ…と、超入門書を2冊購入~(いまさら??!^^;;;)。

【CS50】Deep Learningの基礎より前に、まずはCS50でも視聴してみたほうがよいのかしらん??

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2022年9月 9日 (金)

UPCサンライズ期間

20220831_5 20220831_10  “統一”と聴くと、目下の日本では複雑な心境になりますが、欧州の“統一”には、独特の期待感を抱きます。
 欧州連合(EU)、欧州特許条約(EPC)、欧州特許庁(EPO)等、歴史的文化的隔たりを超えた連帯には、世界からも熱い視線が注がれています。
 BREXITショックはあったものの、いまだにトライ&エラーを繰り返しながら模索する様には、頭が下がります。

20220903_1 「欧州統一特許裁判所(UPC)」も、そんな構想のひとつと言えるのでしょう。
 過日、その現況を解説してくれるというウェビナーを聴講。以下、自分用メモ。
(うろ覚えで資料も見ずに書いたので、誤りがありましたらご容赦を!)
CIPA(The Chartered Institute of Patent Attorney…ukドメイン?!)主宰
※今後6ヶ月以内に考えるべきこと
・ドイツ批准3ヶ月後:単一特許に関してはUPCが専属管轄権をもつ
・サンライズ期間はおそらく、発効前3ヶ月位から開始となる(2023/1/1~)
・17ヵ国批准、最大で24ヵ国批准
・従来のEP、単一特許UP、国内特許NPの3種を選ぶ
・移行期間は7~14年
・中央部(ロンドン?、ミュンヘン、パリ)、地域部、地方支部
・機械分野はミュンヘン、その他分野がパリ
・ダブルトラックよりは、地方が侵害も無効も扱う可能性が高い
・3名の判事の合議体
・オプトアウトはサンライズ期間内+移行期間(但し、UPCで提訴されたらオプトアウト不可:UPCロックイン)
【メリット】手続迅速、プロパテント、英語使用可、1つの裁判で批准国全部の侵害認定
【デメリット】セントラルアタックがあり得る、不確実性がある、ES/UK/CH等はカバーされない
・IBMは、とりあえずはほぼほぼオプトアウトし、案件によってオプトバックインする
・MSDは、タイプ/財務的/時間的な条件によって判断。UPC発効直後はゆっくりめにドライブ
・共有特許のオプトアウトには全員の合意が必要(権利者変移の要確認)
・UPCの進歩性判断基準などは未だ不明
・正確なサンライズ期間の開始は、UPCのホームページで確認(2022年10月か11月か…)

〔後日のMewburn EllisのNaylor講師の講演から追加情報〕
・法的根拠:EU Law(EU規則)、PPA(仮申請のプロトコル)、UPCA(UPC協定)
・EPC締約国は38ヵ国、UPC参加国はEU加盟国であれば参加できるが、批准国・不批准国(ES,PL,HR)がある
・侵害訴訟はNCへ、取消訴訟はUPCへ、ということも可能
・オプトアウトはサンライズ期間(3ヶ月)後も7~14年間可能
・UPCA発効後は、EPOの特許許可をどこで有効化するかを、UP含めて選択することになる
・参加国が今後増えても、有効化した時点でのRegionのみで権利は有効
・GDPは、UPC参加国だけで60~65%になる
・UPC発効前後で、国数が少ない場合は、有効化費用は似たようなものだが、維持年金はUP利用の方がやや割高
・UPC発効前後で、国数が多い場合は、有効化費用はUP利用の方が安く、維持年金は似たようなものか割安
Validation Cost Estimator
・移行期間中なら、オプトアウトの撤回も可能(1回ずつ)
・UPCで敗訴すると高いコストリスクがある
・UPCでは欧州弁理士が代理可能
・オプトアウトには各種書誌情報やSPC情報と、Declarationが必須!

“統一”されると、権利行使できる範囲とできない範囲がシビアに表裏になる…というのは、よくよく考えないと!

【エリザベス女王】6月にプラチナジュピリーを祝ったばかりのエリザベス女王の訃報! Peacefulな最期だったとのこと、天寿全う。ご冥福をお祈りします。

【発効延期】その後、サンライズ期間の開始は2023/3/1へ、UPC協定発効は2023/6/1へ、と、2ヶ月延期になった由。

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2022年9月 8日 (木)

アルテミス計画

20220830_2  先月30日、NASAの月面探査ロケットの打ち上げが延期になった日、『宇宙兄弟』のムっちゃんが縁側でスイカを食べているイラストの残暑見舞いが届きました~♪(40巻の購入特典だっけ??)
 2019年の春に発表された「アルテミス計画」。地上が大きく二分されているかのような今の時代、中国の月探査と本計画の進捗は、とても大きなニュースだと思うのですが、あまり報道されていないような…?? 大学院時代、「宇宙法」というのもきちんと見てみたいなぁ~と思ったものの、思っただけで全然手につかず…(この機会に、21条からなる月協定にくらいは目を通したい…^^;;;)。
 「次の打ち上げは9月2日以降」とアナウンスされていましたが、2回目も延期されましたね。1969年のアポロ11号から53年。ロケット技術が進歩しても、まだまだ月は遠いなぁ(Alexa、私を月へ連れてって)。

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2022年9月 7日 (水)

「命をつなぐ生きものたち」

20220831_6 20220831_8  ここ何週間かにわたって放送されていたNHKスペシャル「命をつなぐ生きものたち」が、とっても面白かった♪
 第1週のダチョウやワニやセイランやエリマキシギの求愛にも驚きましたが、第2週の「水中の恋」には唖然^0^;;。タツノオトシゴやヒラムシやアンコウやホッケ等、オスの振る舞いが尋常でなくーーー。大泉洋さんも言ってましたが、もうホッケをのほほんと食すことは出来そうにありません(笑)。第3週のコウテイペンギンには、人間以上の高潔さを感じてしまいます。
 野生の生物はなぜ、あんなにも子孫を残すことに真摯で懸命で献身的なんだろう…?? 別に、生まれ落ちたのちは、ただただ快楽的に過ごしたって、罰は当たらないだろうに…。。。“The Mating Game”と言うには、あまりに命がけ。。。
20220831_7 20220831_9  思えば、ヒトには、ことに現代人には、「自分の遺伝子を後世に残したい」っていう欲求って、あそこまであるだろうか…??? 誰も、そんなことを考えてパートナーを見つけたり結婚したりしてはいないようなーーー。自然界の“恋”を、“子孫を残せてはじめて恋が成就する”なんて解釈をしたりする人間だけれど、そんな“恋”や“愛”の定義、ヒト自体には絶対適用しないですよね?? 人間はとっくの昔に自然の摂理から逸脱してしまっているのかなーーー??。
 少なくとも、何万年、何百万年のオーダーで少しずつ変化してきた生物の生態が、ここ百年ちょっとで急激に変わっていることは確か。自然のありようが変われば、ヒトも変化するのは必然。卵が先か鶏が先か、という感じではあるけれど、ヒトが変えてしまった自然の中で、ヒト自身も大きく変容しているのだとしたら、人間社会の運営はもっともっと若い人たちに任せていくべきなのかもしれませんねぇ。
20220904  動物園の役割が、ノアの箱舟のようになってきているのも頷けます。本来は、自然の中でのびのびと生きる生物を見られるのが一番なのでしょうけれどーーー。

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2022年9月 6日 (火)

『人間の土地』

20220812_5  お盆期間を使って、サン=テグジュペリの『人間の土地』を読了。
 タイトルにある“土地”というワードは、むしろ「本然」とでもした方がしっくり来るように思えるほど、ヒトと“意識”の偉大な魅力が湛えられているような印象の本でした。
 あまりグダグダと感想を書くより、この一文を頼りに、読んでもらうのが一番かもーーー。
「精神の風が、粘土の上を吹いてこそ、はじめて人間は創られる」

 帯で、憧れの宮崎駿監督も取り上げていたこの一文にはとても共感したにもかかわらず、監督の「空のいけにえ」という寄稿文は、本書のテーマとはちょっとズレている気がしたのが不思議(もちろん、サン=テグジュペリ の“飛ぶ”ことへの渇望をよく示してくれているのですが…)。この文は、宮崎監督が20世紀末に書いたものだけれど、そこから四半世紀が経った今、宮崎監督にもう一度、本書の感想を書いてみて欲しいなぁ…と思ってしまいました^^。
 目下鋭意制作中であろう「君たちはどう生きるか」にも通ずるものがある本書、是非ご一読を!
(来春公開予定の「LIVING」も要チェック!)

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2022年9月 5日 (月)

故障を装い部品交換…

20220827  先月、某企業の子会社が、医療装置の回路にタイマーを仕掛けて「故障を装い部品交換」していた、とのニュース
 ニュースのコメント欄を読んでいたら、UPSやら家電等にも、タイマーが仕込まれているケースは無きにしも非ず…と書かれていて、ふと、先々月に我が家を襲ったUPSのバッテリー交換の警告を思い出してしまいました^^;;。7年でのリプレイスを推奨していた機器で、ちょうど6年半くらいのタイミングで電源が落ちたので、「出来すぎだな…」と感じたからです(苦笑)。実際、故障だったのかタイマーだったのかはわかりませんが、適当なタイミングで「そろそろ替え時ですよ~」と“お知らせ”してくれればいいものを…と感じます。
 ただ、洗濯乾燥機だの空気清浄機などで時折出る「フィルターお掃除」や「フィルター交換」の警告への信頼性は低い。。。私は洗濯のたびにフィルターを掃除していますが、なぜか定期的に警告が出ます?^^;。きちんとフィルターの目詰まりを検知して警告を出しているのか、単に適当なタイミングで出しているだけなのか…?? ズボラで掃除をサボっていても、警告してもらったタイミングで掃除すればよい…と割り切ることもできますが、なんだか気持ち悪いんですよねぇ。
 世の中には、不調や故障や損壊が起こることで儲かる仕事というのは山ほどあります。極端な話、医師や薬剤師や弁護士や警察官、鍵開け・水漏れ・等々は典型的(軍需産業も…??)。上記のような医療機器やUPSなどは、安心して使い続けるためには敢えて支障のない時に瞬断させてリプレースを促すのも一案のようにも思いますが、わざと感染症を拡げたり事件や事故を起こしたり、鍵を壊したり配管を傷つけたりしたら、それは許されないこと。
 やはり、機械的にタイマーを組み込んで警告するよりは、営業活動として、「そろそろリプレイスの時期ですが?」と人間に注意喚起して欲しい。そのために個人情報を登録させたりしてるんじゃないのかな??
 近頃は、SNS等でも、わざと炎上させてアクセス数を稼いだり知名度を上げる、なんていうテクニックも普通に行なわれるようですが、「なんだかなぁ…」という思いは拭えません。
 不調や故障に即座に対応してもらえると、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりますが、こういうニュースを目の当たりにすると、不信感が募ってしまいますねぇ。人間を信頼して暮らしたい!

【老朽原発再稼働?!】ところで、近頃しれっと老朽原発の再稼働が行われているようですが、メンテナンス状況は安心できるものなのか…? そして、核廃棄物処理場確保は一体どうなっているのでしょうか??

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2022年9月 4日 (日)

夏の終わりの前夜祭…

Img_6834 Img_6835 Img_6836  先週の日曜日は、夏の終わりを感じさせるような涼しさでした。
 あいにくの雨模様で、せっかくの涼しさにもかかわらず長い距離は歩けませんでしたが、水辺に佇むアオサギやら、雨露に濡れるボケの実やらを見掛けました。
 気温が下がると、俄然食欲が湧いてくる私ーーー。散歩帰りに洋菓子店に寄り、アップルパイとクッキーを調達^^;;;。室内は蒸し蒸ししていたので、まだ温かい紅茶を淹れる気にはなりませんでしたが、家族でしっかりと3時のおやつ♪
Img_6837 Img_6838 20220828_8  夜は夜で、久々にお好み焼なぞして、満腹満腹。
 そして、腹ごなしのウォーキングで国技館前を通ったら、24時間テレビのゴール直前で、かなりの人だかり。夏の終わりを実感した一日でした~。

【室内遊び】この日、任天堂の「スプラトゥーン3」の9月9日の発売を記念して、前夜祭が行なわれていたようで。。。息子はDiscordでボイスチャットしながら、誰かと一緒にこの前夜祭に参加し、夫は夫で、天気が悪いのをいいことに「MONSTER HUNTER Rise」に没頭。しばしの休暇を名残惜しむかのように、遊び倒しておりましたぁ^^;;;。(明後日は、「遊戯王クロスデュエル」というスマホゲームがリリースされるようですね)

20220903_6日比谷サロー】昨日は久々に日比谷サローでAfternoonBeer♪ ドイツのエルティンガーヴァイスをゴックゴク^0^! うまし!

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2022年9月 3日 (土)

お風呂場の防水ドア交換

20220831_3 20220831_4  先月末、ハウスメーカーのリフォーム部門に依頼して、お風呂場の防水ドアの交換をしてもらいました。
 ドアのパッキンが傷んできたのと、動く防水シールドの部品が破損してしまったためです。別にどちらの欠陥も、放置しておいても大した不具合はないのですが、水回りということで、この機会に換えることにしました(大出費!! (T T);;;;;)。
 朝一番、8時半頃に来てくださり、11時半くらいまでの長丁場でした。
 以前のドアの後継機種とのことで、可動式の金属製防水シールドではなく、立ち上がりシリコンのような構造に変わっていました。写真の左が交換前、右が交換後。見た目にはあまり変わりませんが、築23年ということもあり、思い切って交換していただいて良かったと思います。お風呂は、家の中でも特にリラックスしたい場所ですしね~^0^♪
 暑い中、ありがとうございました!

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2022年9月 2日 (金)

テレ東ドラマ「量産型りコ」

20220826  今期はあまり(??)TVドラマは見ていませんでしたが(「競争の番人」と「オールド・ルーキー」と大河だけ??)、つまみ食い的に愉しんだのは、テレビ東京のドラマ「量産型りコ」(笑)♪
 “ホビー・ヒューマンドラマ”と銘打たれた本作、イベント企画会社で働くごくごくフツーの女性の日常物語。そして、節目節目で登場するのが、場末の模型店で繰り広げられるプラモデル制作シーン^0^! 無心になって模型制作に取り組むことで、迷いやモヤモヤや気負いを吹っ切り、一歩前に進んでいく人たち。。。こんなドラマ、今まで観たことな~い!
 プラモデル愛がそこここに散りばめられていて、量産型にも立派な存在意義を認めて愛おしみ、自分なりに作り込んでいく面白さを見せてくれる。
 “〇〇ガチャ”とやらが流行語になり、人生ってとっても不公平…と、多くの人が意識する昨今、確かに生まれながらにしてニュータイプのような人もいるにはいるけれど、圧倒的大多数は量産型。そんなスタートから、いかに自分なりに人生をカスタマイズしたりミキシングしていくか…、そこが醍醐味! そんな風に思わせてくれるドラマでした。
(そうは言っても、ザク・キャラやドム・キャラには飽き足らず、どうしてもガンダムに憧れてしまうのもヒトのサガ…。写真は、夫が先日買ったプラモです。すでに1か月ほど放置されてるけど、いつ作るつもりなんでしょう。。^^;;;?)

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2022年9月 1日 (木)

一般ガス供給約款の一部改定

20220811_5  本日付けで、一般ガス供給約款・各種選択約款(東京地区等)の原料価格変動による調整に関わる規定が一部改定され、10月検針分から適用されます。
 従量料金の単位料金が、原料価格の変動に応じて調整されるわけですが、昨今の原料価格高騰に伴い、従来設定されていた上限を超過してしまっているため、段階的に上限を変更していくとのこと。
 2022年10月の調整上限が102,360円のところ、2023年3月以降は156,200円になるというからビックリ! 約52%超も上がるんですね?! 月々どのくらいの値上げになるのか、まだ想像つきませんが、当面は給湯器使用をシビアに絞っていこうと思います~。

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