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2022年10月12日 (水)

「Downton Abbey: A New Era」

20221005_1  配信を待とうかどうしようか迷っていましたが、完結とあっては映画館で観ねば…と思い直し、先週ついに行ってきました~♪
 久しぶりのDownton Abbeyの世界で、かなりご無沙汰感があり、登場人物たちのこれまでの物語を懸命に思い出しながら臨みましたが…、最初にテーマ曲“Did I Make The Most of Loving You?”のアレンジが流れた時点で、懐かしさに胸躍りました♪
(以下、ネタバレ注意!)

 まさに大団円! 皆それぞれ落ち着くところに落ち着いて、Downton Abbeyの新しい時代を予感しながらのエンディングでした。
 個人的には、モールズリーとトーマスが幸せの戸口に立ったのが見られてHappyでした^^。
 ドラマに比べるとどうしても映画は、大味にならざるを得ませんが、ヴァイオレットの若かりし日のロマンスや、トムの再婚、パットモアさんとメイソンさんの同居など、短い時間の中によくぞこれだけ詰め込んだ!と感嘆せざるをえないほどの充実度。従来のメンツに加え、映画監督や俳優・女優まで登場するんだから驚きです。メアリーの夫ヘンリーが、仕事とレースにかまけて全く登場しなかったのが、むしろビックリでしたが、ヴァイオレットに次ぐDownton Abbeyの城主としての自覚の芽生えを感じさせるには、その方がよかったのかも。。。
 メアリーとカーソンの関係が、いかにも令嬢とバトラーの典型として描かれていましたが、執事の忠誠心というのは本当に、自制と父性と母性と個性とを織り交ぜた不思議なものだな…と感じます。現代社会にも、本作のような貴族的な暮らしを続けている一族は存続しているのかもしれませんが、アメリカ人俳優の「アメリカには身分の差はないから」という言葉に妙な開放感と緊張感を感じたのは、新たな時代の自由と厳しさの両方を見たからかもしれません。イーディスが仕事に生き甲斐を感じる姿や、イザベルがいつも人のために尽力する姿、生きるためとはいえ使用人たちが営々と働く姿は、やはり美しいーーー。格式を重んじる教育や、別荘での優雅なダンス・パーティーに憧れつつも、理不尽な階級制度に胡坐をかいているなら、やはりそれは斜陽を迎えざるを得ない伝統と言わざるを得ないのでしょう。。。
20221005_4 20221005_5  久々にDowntonの厨房を覗いたら、なんだかハンドメイドのお菓子が食べたくなり、帰宅後はバターをたっぷり練り込んだパウンドケーキを焼きました(笑)。

ザリガニの鳴くところ】 映画館での予告で知ったのですが、『ザリガニの鳴くところ』が映画化され、来月公開なのですね?!

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