「すずめの戸締まり」
観るべし!
(以下、ざっくり感想でネタバレ注意!)
個人的には、芹澤朋也くんというキャラの「闇深けぇ~」というつぶやきが、人の闇を受け止めて表沙汰にしつつも軽く受け流していて、絶妙だと感じました。いろんな人のいろんな重荷を、一瞬でも軽くしてくれているような気がして、彼に救われた人は多いんじゃ…?と思いました。たくさん素敵な人が登場しますが、私は芹澤くんがイチ推し~♪(神木くんって、ホントにうまい!!)
気掛かりは、見捨てられたかのような各地の廃墟の数々。栄枯盛衰万物流転とはいえ、自然でもなく街でもないこうした場所場所が増えるのは、美しいことではないな…という思い。人間が打ち捨てた場所にも、草は生え花は咲き、別の生き物がやってくる。。。人間が放っぽらかした所を、自然が浄化しているかのようにも見えーーー。一方、人の住む場所にも、時として巨大な暴力と共に押し寄せる自然。。。
人と人とが助け合い思い合うことの素敵さが染み渡るとともに、自然との向き合い方を考えさせられる作品でした。
【美の壺】今朝のEテレでたまたま観た「森の神秘 きのこ」が、いろんな意味で上記作の概念と妙にシンクロして感じられました^^♪
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