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2022年12月28日 (水)

「クロサギ」と、そして「エルピス」…

20221214 20221218_4  今期は、「鎌倉殿の13人」以外だと、「クロサギ」と「エルピス」というドラマにハマりました。
 「クロサギ」の方は、ストーリーもさることながら、いつも平野紫耀くんが美味しそうにスイーツを頬張る様を見るのがただただ眼福でした(笑)。演技も素晴らしいのに、イケメン過ぎて演技が霞んでしまいそうに感じるのは私の一人よがりかな^^;;?? 歳を重ねたら、“親爺”みたいな別の色気が絶対に出ると思ってます~♪
 法律や司法制度の限界とか、本当に怖いものは何か、みたいなテーマにおいては、両方の作品に通じるものがあり、2つのドラマを交互に観ながら、昨今ことごとく信頼を失墜させている様々なものに思いを馳せました。
 「クロサギ」のラストでは、黒崎くんがようやく過去の後悔を吐き出せて、吉川さんも無事検事に。。。続編も期待されます!♪
 そして、6年越しで実現したというドラマ「エルピス」は、社会の理不尽を弁えた上で不器用ながらも世渡りしている浅川アナを演じる長澤まさみさんと、いいとこのお坊ちゃんながらも正義を渇望する後輩の岸本君を演じる眞栄田郷敦さんの対照が素晴らしく、岸本君の成長が本当に見応えありました。
「あぁ、“正しい”ことがしてぇぇぇ…」
という彼の呻きが、社会にこだまするような気がしました。近頃蔓延する“忖度”という名の妙なゴマスリ処世術を、一切合切封印したいと感じる者としては、今期ドラマで一番刺激的だったのは「エルピス」かもしれません。ただ個人的に残念に思ったのは、本作の最終回こそが最大の“忖度”に思えてしまったこと。“忖度”を糾弾する以上に、暴力に“恐怖”してモノが言えなくなることを容認しているように見えてしまったから。。。
 日々の暮らしや人々の生活、家族親族など、守らなければならないものがあるから“忖度”する、という言い訳が容認されるような世の中なら、いっそ生涯独り身でいたい、と思う人も増えると思われ、少子高齢化もそんな反逆心の一態様なのでは?と思ったり、“ひきこもり”が史上最大数にまで膨れ上がろうとしているのも、そんな風潮を本能的に察知して厭世する人が増えているだけでは?と思ったりする
今日この頃ですが、最終回の斎藤さんの言説について、いろんな人に感想を聴いてみたい~! このドラマは、まだ序章…と思って見納めることに致します。願わくば、“スッカスカでキラキラ”なジャーナリズムに、地道な取材と独自の解説が加わりますようにーーー。
 いずれにせよ、ドラマ仕立てで社会問題に光を当ててくださったスタッフ&キャストの皆さま、どうもありがとうございました&お疲れ様でした~。

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