双眼鏡選び
この冬から鳥見にハマり始め、双眼鏡の必要性を感じつつも、なかなか購入に踏み切るまでの思い切りがつかずにいました。
アレコレとカタログを集めて読んでみたり、友人の愛機を触らせてもらったり、量販店で実際に覗いてみたりーーー。
それでも、カメラだけでも重いのに、加えて双眼鏡まで首から掛けるのにはなんとなく抵抗感があり、ずるずると検討を先延ばしにしていたのですが…。
先日、SWAROVSKI OPTIKという会社の新人研修の話を聴きました。
その工場は、オーストリアのチロルという所にあるそうなのですが、新人さんは最初の3年間をかけて、一台の柱時計をゼロから組み立てるのだとか?! ネジや歯車の切り出しから、部品の組み立てまで、時間をかけて体感しながら作業し、3年間かけて仕上げ、出来上がった柱時計は組み立てた本人がもらえるのだそうで! まさに職人への第一歩という感じ! そして、工場の置かれた環境が本当に美しい場所なので、その美しさを堪能できるようなモノ作りを心掛けるようにもなるのだろう…、と、話してくれた方はおっしゃっていました。
今どき、そんな新人研修ができる会社ってどのくらいあるんだろう?!と本当に驚きました。
双眼鏡選びは、倍率やレンズ径、ひとみ径、実視界、重量など、いろんなスペックを総合的に検討することになりますが、メーカーさんの歴史や体質なども考慮に入れて、思い入れの出来るモノを選びたいですね。(とはいえ、SWAROVSKIさんのは、なかなかに高価だ…。まぁだからこそ、そういう新人研修も出来るのでしょう…、考えさせられます^^;;;)
今回、双眼鏡選びで2軒のお店を巡ったのですが、どちらも好感度大の対応をしてくださり、勉強になりました。
1軒目の店員さんは、茨城の田んぼで観たタゲリの大群の話をしてくださいましたし、2軒目の店員さんは、クマタカの観察のためにハイクラスの双眼鏡を持ち歩いていると話してくださいました。野鳥愛に溢れた店員さんのいるお店、いいですね~^^。
延々と検討を続けていた夫が、ついに昨晩、8×32の双眼鏡を購入して帰ってきました! 鳥見の装備はだいぶ整ってきたので、あとは時間の捻出だけだぁ~!
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