劇場版「PSYCHO-PASS PROVIDEN」
先週末、劇場版「PSYCHO-PASS PROVIDEN」を早速鑑賞♪
これまでのTVアニメと映画は(おそらく)すべてフォローしているので、理解度は追いついている…はず^^;;。
とにもかくにも、絵でのお芝居が素晴らしく、おじさん達が渋くてカッコイイ~!
(以下、ちょっぴりネタバレ注意)
今回の映画で、シリーズ2から3への繋がりが補間され、シリーズ全体がまた大きなうねりを持って感じられるようになりました。相対的な正義と、絶対的な真実について考えさせられ、人間の力を信じるか、法の意義を認めるか、そんなことに思いを馳せることになります。
目下のウクライナやパレスチナやスーダンやウイグル自治区などなどの状況を考えるにつけ、自身の与り知らぬ権力者に時代を委ねるより、いっそシビュラシステムに世界の統治を委ねた方が、無辜の死や不平等や不公正を減らせるのでは…と、真面目に思ってしまいそうになる、その安易さが怖い。システムの後ろにいるのも人間である限り、結局のところ、人と人との対話でしか、統治の是正は出来ないのでしょうが、その困難で長い道のりが、人生を苦しくもすれば輝かせもする。
私にとっては狡噛さんあってのPSYCHO-PASSですが、今回は実弾での銃撃戦やタフな近接戦闘が多すぎました。戦うことに酔いしれ、そこに美学を見出してしまうようなところが “人間”にはあるような気もして、本シリーズのどこかで、“戦わないこと”についての考察もして欲しいなぁ…と思ってしまいました。
正直言って、本シリーズの着地点は見えないままですが、“矜持をもって生きつつ、それを客観視できる”という、行者のような姿勢が求められますね~^^;;。
次回作では、若き慎導灼くんと炯・ミハイル・イグナトフのふたりの活躍に期待します!
【AI法廷】奇しくも先週末、絶妙なタイミングで「AI法廷の模擬裁判」という催しがありました。まぁ現実はやはり一足飛びにシビュラシステムへ、とはいかないですよね^0^;。まずはAI法廷の検討が先ということでしょう~。本日G7も開幕。「核を戦争の道具にしてはならない」と決められるのも人間だけなんですが、性悪説に立つと、ルールだけでは如何ともしがたい現実も想像され、道のりの険しさと地球の寿命とのプレッシャーに、眩暈がしてきます。。。
【今期アニメ】今期アニメは「推しの子」「水星の魔女」「鬼滅の刃」「マッシュル」「BIRDIE WING」「山田くんとLv999の恋をする」あたりをつらつらと当たっています。どれもそれぞれに個性的な出来栄えで唸ってしまいますが、一方で、金曜ロードショーで久々に「ルパン三世 ルパンvs複製人間」とか「カリオストロの城」なんかを観たりすると、涙が出るくらい痺れてしまうんですよね~^^;;。
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