牧野富太郎と南方熊楠
今期のNHKの朝ドラは、ほぼ欠かさず観ています。
いよいよ大団円に向けてのクライマックスという頃合いですが、先週火曜日の、南方熊楠が槇野先生に植物標本を送っていた…という展開が、現実にもあったことだと知り、驚いています。
南方熊楠には以前からとても興味があり、「菌類のふしぎ展」で直筆書面を見たり、彼にまつわる本を読んだり、自称“維摩居士”の話から「維摩経」のガイダンス本にまで手を出してみましたが、牧野富太郎に植物標本の鑑定を頼んだなんて話は、どこにも書いてなかったような気がする…(私が失念しているだけかもしれません)。
紀伊半島ではここ数年、ハチクが開花しては枯れる現象が各地で見られるのだとか。
120年という開花周期は、人間の寿命のようなものなのでしょうか…?
最後の最期に花を咲かせ、あとくされなく枯れ果てて、根だけを残し、また芽吹くなんて、本当に不思議で潔い生態ですね。
生涯、自然や樹々を観察し続けた二人の巨人が、手紙を介してではあっても、交流していたなんて、浪漫だなぁ~♪
(つい先日、お伊勢参りをしてきたばかりですが、125社という多くの社が現存しているのは、熊楠の合祀反対運動の効果もあったのでしょうか…?)
ドラマに関しては、脚本家の長田育恵さんをはじめ、演出・監督・役者さんもとても素敵だなぁ…と思って拝見しています。下記の高知新聞主宰の動画の続きとして、ドラマ終了後に長田さんのロングインタビューを企画してくださるとのことで、とっても楽しみにしています♪
(北の丸公園の竹林では、花が咲く気配は微塵もありませんでした~^0^)
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