『木挽町のあだ討ち』
先週、表題の書籍を読了。
実家に転がっていたのをもらって帰って来て、スキマ時間にチョロチョロと読んでいました。
近頃はあまり、芥川賞・直木賞等の受賞作に手を出さなくなっていたのですが、父が「面白かったよ」と言っていたのにノセられ、読んでみました。
久々の時代小説でしたが、面白かった♪
構成もさることながら、個人的には、大筋のストーリーよりも、前段に置かれた、各登場人物の来し方の物語に惹かれました。
江戸にはいろんな人がいる…という、世界の広さを体感した地方の若いお武家様が、自分の気持ちに正直に、まっすぐな道を進めるようになるまでの顛末が、舞台劇のように展開されます。
人情モノに飢えた方は、是非ご一読を!
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