『続・窓ぎわのトットちゃん』
今週末には「窓ぎわのトットちゃん」のアニメ映画が公開となりますが、それに先駆けて、黒柳徹子さんの『続・窓ぎわのトットちゃん』を読了。
天真爛漫で想像力豊かなトットちゃんが大好きですが、そんなトットちゃんを育てたチョッちゃんこと黒柳朝さんの逞しさと前向きさにも、いつも勇気をもらいます。
戦時下と戦後のトットちゃんの様子を知り、目下苦しい状況下にいる子どもたちも、いろんなことを考えながら日々暮らしていることを想像しました。
せめてせめて、食べ物があり、家族が身近にいて、友だちと語らうことが出来、将来のことを考える心のゆとりが持てていればよいのですが。。。
『赤毛のアン』を思わせるトットちゃんの語り口に触れていると、夢見ながら生きることの輝きが愛おしくなります。
愛と恩に生きるトットちゃんには珍しく、数学の先生が代数を勉強する意味をきちんと説明出来なかったことにガッカリするエピソードがありましたが、この歳になって“勉強する意味”を考えると、その目的はたった2つしかないように感じます。1つは「自分を信頼出来るようになるため」、もう1つは「他の誰かの境遇に寄り添え、誰とでも話が出来るようになるため」。“徹子の部屋”の継続はまさに、生涯勉強を地で行ってますね!
そんな人生なので、“本はともだち”と思えることは、本当に幸せなことです。友だちと会えば何かしら勉強になるんだから…♪
自由でいられることの尊さに感謝しつつ、いつまでも子どものような心で年を重ねていきたいものです^^。
徹子さま、続編を著してくださって、本当にありがとうございました!!
(友人が図書館で予約したら、99人待ちだったとか?! スゴイ!)
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