「時間」と「SF」
『数理科学』の6月号は、6月10日の"時の記念日"に合わせ、「様々な視点でとらえ直す<時間>の概念」という特集。
そして『BRUTUS』の7月号は「SF」特集。
もはや若者にとってはマルチバースが常識のようなSF的世界に生きている我々ですが、未だ世界は分からないことだらけ。
中でも不可思議な<時間>という概念。
『数理科学』6月号の佐藤勝彦先生の巻頭言だけ取り急ぎ拝読しましたが、これまでの物理学の進展における「時間」の捉え方の歴史が端的にまとめられていて、頭が整理されました。
私たちはごく自然に"時の流れ"というものを感じるけれど、何も存在しない真空の世界をもし外から眺めることが出来たとして、そこにも"時の流れ"を感じるのでしょうか…?
また、自分の中での時間感覚という意味では、常に驚くほど"時間の流れ"は不規則で、同じ1時間という時間でも、集中している時はあっという間に過ぎ去り、手持無沙汰の時はずいぶんとゆっくり…。観測者の精神や身体状態に如実に依存しているようにも思えます^^;;。
今回の『数理科学』では、いろんな着眼点で多くの方々が<時間>について考えていることが分かり、「人間ってホント、おもしろいな…」とも思うのでした^^。
【SF作家の都知事選出馬】そういえば、東京都知事選にマルチな才能を持つ若手の方が立候補しましたね。朝の政見放送も選挙公報もカオスな感じですが、"政局より政策"、と言われただけで推したくなる私って、もはや政治不信の末期症状…^^;;??
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