完「虎に翼」
先週末、朝ドラ「虎に翼」が終わりました。
私はなんだかんだで、桂場さんが好きだったなぁ~(^0^;;。
ドラマは終わっても、人の暮らしと法律の更新は終わりません。
未だ多くの問題を抱える人間社会にあって、久しぶりにしっかり録画してフォローした数少ないドラマです。
朝ドラ特有の、人生を俯瞰するような構成が、今回は見事に、時代とそこに生きる人々の一生との大きなうねりを見せてくれたような感じーーー。
近頃の私のモットー「人生"あいうえお"」を体現してくれた気もしています^^。
本作を手掛けた脚本家の吉田さんが36歳と聴いて、「なるほど、昔の、簡単には外に抜け出せない村社会的な陰湿さや閉塞感をあまり感じさせなかったのは、作者が若い人だったからなのかな?」と、通底していた明るさのワケにも少し納得^^;;。
印象的な言葉やシーンはたくさんありましたが、過日、主題歌担当の米津さんと主役の伊藤さんが対談している特番を観て、言葉フェチを自称する米津さんが紹介していた『史記』にある諺を噛み締めました。
「燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志(こころざし)を知(し)らんや」
辞書では、「つまらない人物には大人物の遠大な志はわからないということ」と紹介されているようですが、個人的には、「人種、信条、性別、社会的身分や門地の異なる人間同士の相互理解は本当に難しいことだけれど、それを放棄せずにお互いを知る努力を怠るべからず」と解釈したくなるようなドラマだったと言えるかもしれません(だいたい、スズメは鳥類の中では最も進化した種に当たるんですぞぉぉ!)。
いずれにせよ、素敵なドラマをありがとうございました!
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