先週、久々にリアルタイムWebinar参加。
タイトルは「生成AIに対する音声の法的保護」。
未だ、文字や絵画や映像のAI学習に関する係争の火種はそこここでくすぶっていますが、声優や歌手の声に関してはどんな問題があるのか、懐かしの先生のお話を聞いてみたく、聴講しました。以下、自分用メモ。
(声の商業的価値と表現の自由の調整)
・Neural TTS(Text to Speech)の簡易化による光と影
・SUNO作成の音源等、学習されたコンテンツと類似していたら、侵害となるリスクがある
・著作権法では「声そのもの」は保護の対象外(隣接権のデッドコピー利用の規制にとどまる)
→パブリシティ権による「声そのもの」の保護はあり(対象・範囲は要検討)
・情報解析目的の無許諾利用による現行法の限界を考える時
・経産省による不競法2①I該当のアナウンスは有力対処法候補にはなりうるか…
・声の同一・類似の同定可能性(声紋、録音物、聞き手の認識)
(アメリカの動向)
・アメリカ著作権局は、連邦議会図書館所管で、実務家が長期間にわたり長官を務める(登録主義のため450名の職員)
・AI学習/開発段階がフェアユースになるか否かは4要件(特に、変容的、潜在的市場や価値への影響)で検討
・市場希釈化理論(300億の放送使用料を生成AIに浸食されている状況)
・クリエイターの苦労を理解して判断する必要(エンタメ業界、危険水域)
・パブリシティ権は州法→連邦法への機運(イギリスにはパブリシティ権なし?!)
・ELVIS法(2024年7月1日施行)、ランハム法(虚偽の推奨)
・いまだパッチワーク状態
・録音禁止法というものがある(一時的にせよスマホに音声を聞かれている気がする私は妄想癖あり?!)
総じて爆笑しながら聴いてしまうような楽しい講座でしたが、驚くべきは、今回の講義内で流された多くの動画や音楽が、Sora2やSUNOといったAI生成ソフトで作られており、どれも出色の出来だったこと! こうしたモノモノが、ほんの数秒で簡単に作れてしまう時代、有名人の声のパブリシティ権をどのように守るべきかは、重要検討事項ですね。しっかりと法改正されるまでは、消費者側が、「パチもんや転売モノは買わない!」と強く意識するのと同様に、「偽音商品は買わない!」と"純/本物/ 人間志向"を培っていくしかないのでしょうか…_| ̄|○
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