特別展「茶の湯」
東京国立博物館の特別展「茶の湯」が、6月4日までということだったので、先日急遽、雨のそぼ降る中、一人で鑑賞に赴きました。お茶のお作法も不確かなら、陶芸の素養もありませんが、二十年以上昔に観た“長次郎の黒楽”には、不思議な魅力を感じていたため、「また会えるかな??」と思いながら。。。
いやぁ、眼福眼福♪ 以前は、国立博物館で観た一点モノに対して「黒楽、いいな~」という程度の認識でしたが、今回は長次郎作品が一か所にまとめられたものを、一気に賞翫できました! 今回の鑑賞で、「赤楽茶碗 無一物」「黒楽茶碗 利休」「黒楽茶碗 俊寛」の3つに特に感動。また、「竹茶杓 ゆがみ」という、千利休作の茶杓も面白かった!
様々な著名人の書状も展示されていましたが、なんとなく、一休宗純と千利休の両筆跡に、似た雰囲気の大胆さとバランス感を感じました。青磁とか志野茶碗にも素敵なものがたくさんありましたが、やっぱり好みは“侘び茶”の時代。なんというか、華美でない男の喫茶去精神、萌える~!! 無理して行った甲斐がありました。
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