2025年11月 8日 (土)

親の土地の探索行

 数十年前に流行ったらしき、やや詐欺まがいの不動産投資話に乗っかって、親が購入した不動産が2か所。
 当時は、「いずれモノレールが敷かれる」とか「近くに町営テニスコートが出来る」なんて話もされたようですが、現在の地図を見ると"廃路"とかいう文字が踊っています…^^;;
 2か所のうちの1つは親の友人との共同所有になっているそうなのですが、そのご友人が、終活で土地を手放したがっていると聞きました。
 とはいえ、双方高齢で動けずに家に籠っている状態。。。そこで、我々夫婦が代わりに一度、その状態確認と、近所の不動産屋さん探しのために動くことになった次第(いずれは国庫帰属も止む無しか…と思いつつも、申請書類の作成がかなり面倒そうな上、10年分の費用算出して20万以上の納付が必要そうなので、それはそれで大変そう…^^;;)。
 朝イチの新幹線に飛び乗り、目的地の最寄り駅近くでTimesCarを借り、一路2か所の土地探し。
 登記簿の地番を頼りにカーナビに住所を入れてみましたが、ピンポイントでは把握できず、とにかく近くまで行ってみることに。。。(親に地図を描いてくれるよう頼んだのですが、なぜか描けない…???)
 親たちが惚れ込んだ地域だけのことはあり、景色は抜群!…なのですが、正確な場所が特定出来ません…。
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 登記簿上の番地と、親が話していた特徴が微妙にくい違い、2か所とも確信が持てないまま時間切れ。。。
 結局、この日までに分かったことはーーー
(A地)ほぼほぼ特定
・昭和51年9月27日にS氏という不動産屋から●円で購入し、I氏という司法書士さんに登記してもらった(友人と共有)
・4筆構成の1023平米(山林)
・隣接地の共有所有者の一人はベトナム国籍の方
・電柱が1本立てられ、数年に一度、電力会社から数千円の振り込みがある
・一応近所に家があり、ゴミの不法投棄等の心配はなさそう
(B地)まったく特定できず
・昭和52年12月6日にS氏という不動産屋から▲円で購入し、I氏という司法書士さんに登記してもらった
・1筆構成の331平米(山林)
・父の認識によるアバウトな場所と、登記上の住所がまったく別の異なる町?
※B地についてはさらなる調査が必須…
(とりあえず、2か所を管轄する役場に、メールで問い合わせしています)

 いずれも、ほぼ手つかずの山林(A地は一応下草処理はされていた?)であることだけは間違いないと確信して遅めのランチ。
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 この地域は、とにかく川がきれいで、わさびと桜葉が名産らしく、桜葉そばとわさび丼のセットを頂きました♪
(上記の件は、特に今の所ランニングコストがかかっているわけではないため悠長に構えていますが、こんな状態で、国はきちんと国土の管理が出来ているんだろうか…?と甚だ疑問に感じました^^;;)
 ETCの使えない有料道路を通ったり、富士の裾野まで見晴らせる奇岩区域を通ったり、なかなか乙なドライブではありましたが、何か大きな荷を背負った気分で帰路についたのでした^^;;。
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 今回のことで、親の友人の(中学校卒業以来会っていなかった)息子さんと久々に電話で話したり、メールで繋がったり、予想外の展開もあったので、まぁ、親たちの道楽に巻き込まれたことを楽しもう…と、覚悟を決めました(泣)。
 果たして、国庫帰属させることなく、うまく処分/活用できるのでしょーか??!

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2025年10月20日 (月)

一族物忘れ選手権!

 数年ぶりに両親と旅行して、ふたりの物忘れがずいぶん進んでいることを痛感しました。
 母は、仲居さんの言葉がほとんど聞き取れず理解できず、終始キョトンとしていたし、父も耳が遠くて聞こえていないことがしばしば。。。
 まぁ、私と母で大浴場へ行った帰りは、部屋への道が分からなくなり、館内でふたりして迷子になりそうになるなど、私も人のことは言えないのですが…^^;;(この迷子体験で、呆けて自分が今いる場所が分からなくなる不安感を痛感した次第…^^;;;)。
 父は、初日に寄ったお蕎麦屋さんの席にポーチを置き忘れ、一時みんなで慌てふためいたりもしましたが、「まぁ、ハンカチと薬くらいしか入ってないから」との言葉に一安心し、宿からお蕎麦屋さんに電話して、着払いで後日送ってもらうことで一件落着(汗)。
 とはいえ、こうした様子に、夫も息子も驚きを隠せませんでした^^;;。
 まぁ老化とともに物忘れが進むのは致し方ないこと、と割り切って、今回の物忘れ選手権は母が優勝かな…?と思っていたのですがーーー。
 旅行から帰って、翌日実家に電話してみたところ、父が忘れたポーチが無事宅配便で届いた、との報せに安堵したのも束の間、母が言いました。
「ポーチの中に何が入ってたと思う?」
「そりゃぁ、ハンカチと薬でしょ?」と応えたら、
「それがね、ビックリ仰天なんだけど…ゴニョゴニョゴニョ」
????!!!!
 聞いてびっくり、かなりの貴重品が入っていたと言うではないですかっ?!
20251013_5  父は、それをポーチに入れていたことをすっかり忘れていたというのです??!!!
 私と夫と息子も、それを聞いて唖然としました。
 母は、父のその壮大な失念に驚愕し、「もう少し"物忘れ"の対策を講じないと危ないね」と、ようやく自覚…^^;;。
 いやはや、この一件で、今回の一族物忘れ選手権は、母の優勝が見送られ、父が堂々優勝となりました(苦笑)。
「年をとると、嫌なことも何でも忘れられてHAPPYだね」とよく言う父ですが、HAPPYでは済まされない物忘れもあることを痛感したのでした~^^;;。いやぁ、ヒトの黄昏、難儀だわぁ…。

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2025年10月17日 (金)

両親との諸々祝旅②

 今回の旅の目的は、満88歳の父と、数えで間もなく87歳になる母と、満88歳になった私の絵画教室の恩師の3人の長寿を祝うこと。
 絵の先生は、数年前から乳がんを患い、昨年末に医師からは「次の桜は見られないかも…」と言われていたにもかかわらず、桜を見てチューリップを見て、酷暑も乗り越え、この秋を迎えたのでした。
 昔からご近所で仲良くしていた両親が、この絵の先生に久しぶりに会いたい…と言っていた希望を汲み、川場温泉旅の帰路、先生のご自宅に立ち寄る計画にしました。
 そんな旅の初日、雨の中、到着した宿は、これまでの人生で経験したことのないような趣で、周囲の里山の風景が、水墨画のように霧にけぶっていました。
 広い室内でのんびり過ごし、温泉に浸かり、おいしいものを頂き、長閑な一夜。
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 翌朝は一転、爽やかな秋晴れで、茅葺屋根の宿が輝いて見えました!
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 この宿の驚くべきところは、館内をカートで移動でき、高台の展望台まではモノレールで上がれること!!?
 足を引きずる父と、腰を痛がる母が、カートやモノレールに乗って、その体験や景色を楽しんでいる様子を見られて、ほんのり嬉しくなりました♪
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 宿の粋な計らいで、二日目の朝食時、父は恵比須様のような祝いの衣装を着せてもらい、皆で記念撮影!
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 両親ふたりの合同米寿祝いにするつもりでしたが、写真を撮ってくれた仲居さんが「次は、卒寿と米寿の合同祝いで是非お越しください」と言ってくださったので、それを励みに健康管理に気を付けてもらうことに…(^0^;;!
 たっぷり寛いだ後、宿を後にし、途中寄り道しながら、絵の先生のお宅へお邪魔しました。
 抗がん剤を3~4種類も変え、右腕付け根のリンパ節を取ってしまっていた先生は、右腕を倍ほどの太さにむくませつつも、笑顔で迎えてくれました。30分ほどおしゃべりしてすぐにお暇しましたが、数十年ぶりにお会いできて本当に良かった!!
 両親の旅の目的は、この先生に会うことがメインだったらしく、全行程に満足してくれたようでホッとしました。
 必ずしも順風満帆な旅ではなく、父がお蕎麦屋さんにポーチを置き忘れたり、母と私が迷子になりそうになったりと、多少のハプニングもありましたが、それも含めて楽しい旅になりました^^;;。
 また
卒寿祝い・米寿祝いで是非出掛けたいものです^^。

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2025年10月16日 (木)

両親との諸々祝旅①

20251011_01  先月末、掛かりつけ医師から「近場の温泉旅くらいならOK」との許可を得た父。
 大動脈解離による救急搬送からの、本当に奇跡の復活です!
 そんなわけで、無理のない範囲で旅に連れ出してあげようと企画したのが、川場温泉のんき旅。
悠湯里庵」というお宿が、居ながらにして小旅行気分を味わえそうだったので、エイヤっと予約!
 が、一日目は、2つの台風の狭間でシトシト雨続き…^^;;。
 最初は、みなかみ町にある"たくみの里"という所へ赴き、早めの十割蕎麦ランチ@里山食堂
 その後、草木染体験をしました。
 最も簡単な手拭い染めをしたのですが、両親と私、三人三様の模様になり、かなり感動的でした♪
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 染料に漬ける場所と按配で、微妙に模様が変化する草木染の妙を楽しんだあとは、あちこちに点在する素敵な古民家を眺めてそぞろ歩き。
 小雨そぼ降る中での古民家鑑賞もなかなか乙なものでした。
 そこから、道の駅「川場田園プラザ」へ移動し、ちょっぴり買い物をした後、今回お世話になる宿に向かったのでした。
 宿の様子はまた明日~♪

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2025年10月 2日 (木)

父の通院日

 先の月曜日は、父の定期通院日でした。
 大動脈解離からの奇跡の回復次第では、近いうちに温泉にでも連れていってあげたいと思っています。
 その日の夕方、医師の見解がどうだったかを聞くために実家に電話すると、「伊豆くらいなら出掛けても大丈夫でしょう」と言われたとのこと!
 だいぶ落ち着いているってことですね!!
 その日の晩は夫とふたり、あーでもないこーでもない、と、父の足腰に負担が少なく、それでもちょっとした小旅行気分が味わえるような場所の選定を延々としたのでした。
 車に何時間くらい揺られるのは大丈夫か、階段は何段くらい登れるのか、昼寝の必要はないか、トイレ休憩の頻度はどれほどか、食事の量や塩分量はどうか、入浴時は母の目も必要か、などなど、気になることが山のようにあって、なかなか難しい選択でした(苦笑)。
 さてはて、後期高齢者を伴う小旅行、実現のほどは如何に?!

ばけばけ】ところで、今週頭から始まった朝ドラ「ばけばけ」が面白い!  それにつけても北川景子さんってホントにきれいだな~✨
CITY】前期のこのアニメーションは捧腹絶倒でした^^♪

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2025年9月20日 (土)

敬老の日

 先の敬老の日は実家訪問。
 例によって、「PCとスマホが言うことを聞かない」と前々から言われていたので、とりあえず様子見に…^^;。
 前日には、"ちかく"という見守りサービスを贈るつもりでいたのですが、まだサービスとして成熟していないようだったので見送った手前、プレゼントはお菓子とハチミツのみ^^;;;。
20250914_1  自治体からは、タオルとお煎餅とお赤飯パックをいただいていた両親。
「もうね、祝う方もみんな老人だから、老人が老人を敬老してて、自分で払った町会費で祝い品をもらっているような感じで、何が何やら…」と苦笑いしていました^^;;。
 自治体の会員全員がほぼほぼ老人、という構成になりつつあるようで、宴席も設けられなくなり、お祝い品も年々規模縮小。。。
 日本全体を見ても、今年は100歳以上の人が10万人近くになった、と報道されていましたし、本当に真剣に社会保障制度の持続可能性について議論しないと、若い人の負担が増えるばかりのような気がします。
 両親は、長生きするのが申し訳ないような心持ちになっているようでしたが、お年寄りにそんな風に思わせないためにも、若い人が元気に活躍できるような仕組みにしていかないとですよねぇ。。。
 90歳の伯母の話や、甥っ子の引っ越しの話、処分できずにいる土地の話、米寿祝いをした絵の先生の話、庭仕事中に5か所も蜂に刺された話など、あれこれおしゃべりしつつ、庭に来るたくさんのスズメやメジロやシジュウカラを一緒に眺めたりしました^^;;。
20250914_2  ビワやカキの木の葉の中を、たくさんの小鳥が飛び交っていたのですが、iPhoneではさすがに撮影は難しかったぁ~。
 枝豆を茹でて、ノンアルビールを飲みながら四方山話をして帰宅。
「ひさしぶりに"おしゃべり"できて楽しかった」と言ってくれた母ですが、物忘れはだいぶ激しくなってきたようで、そのことばかり愚痴っていました^^;;;。
(月末には父の定期診察があり、その結果次第では、秋口に温泉に連れていってあげたいところです)

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2025年8月30日 (土)

母の定期通院

 先の月曜日は、母の通院日でした。
 翌朝「どうだった?」と電話すると、「まだ通院しなきゃダメだって…」とのこと。
 血圧が依然高めなせいもあるけれど、「医師も患者を手放して成績下げたくないんじゃない?」とか、適当なことを言っていました^^;;。
 まぁ、そんな勘繰りが出来るくらいには元気ということですが、最近の暑さにはまいっているようでした。

20250827  別の日、「クーラーはフル回転させてね!」とメールしたところ、「はい分かりました。お父さんが『今年からケチは止めました、と書け』 と言っています」との返信(笑)。昔から倹約家で、なんでもかんでも"食パン換算"(物の値段が食パン何斤分かを常に計算する^^;)してはケチっていた父の言葉とは思えない! とはいえ、冷房代をケチって熱中症になっては元も子もないので、嬉しい宗旨替えといったところ。
 食欲不振の父に"もち麦ぜんざい"を送り、なんとかこの酷暑を乗り切ってもらうべく、事あるごとに「クーラー付けてね」と繰り返し言っています^^;;。早く涼しくなるといいねぇ~。。。^^;;

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2025年8月 1日 (金)

実家訪問

20250726_01 20250726_02    先月下旬、恒例の実家訪問。今回は夫も一緒。
 パソコンに書き溜めたWORDデータをUSBメモリに移せない…と前々から言われていたので、とりあえずはそれをミッションに^^;;。
 また、7月23日に郵送されてきたという、後期高齢者保険証に変わる「資格確認書」を見せてもらいに。。。(多分、今日以降は健康保険証の代わりにこれを使うことになるはず…)
 ついでに、出来立てほやほやの鳥の写真集も持参しました^^。
 母は、前日に駅前の魚屋さんで鰻を調達しておいてくれて、この日のランチは自家製うな重^^♪
 あれこれおしゃべりしたり、パソコンやスマホの様子を診たりして、午後2時ごろにお暇。
(「読んでみて」と200頁のエッセイの原稿データを渡され、宿題がぁぁぁ~?!)
 サルスベリの花が鮮やかに咲く、暑い暑い日でした。
 昼食時に久々にビールを飲んで、少し具合の悪くなった父が心配でしたが、食欲はあるようで安心しました。

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2025年7月24日 (木)

「女の子がいない…」

 少し前のこと。
 私があまりに仕事に翻弄されて、いろいろ疎かにしていたら、母から電話がありました。
「もういい歳なんだから、あまり無理は禁物よ。それにあなたの所は女の子がいないんだから、何かあっても面倒みてくれる人がいないよ」と。。。
 この言葉に、疲れた私の頭が急覚醒ーーー
 女の子がいない? 面倒みてくれる?
 それって、女の子どもがいれば面倒みてくれるってこと?
 …というか、私は女の子どもだから、親に何かあったら、男の子どもよりも優先して面倒みなきゃいけないってこと??
 すでに、自分の老後は出来るだけ子どもには面倒をかけたくなくて、具合が悪くなってもとにかく自分でなんとかする!と考えるようになっている私には、ちょっとしたカウンターパンチでした^^;;。
 そりゃぁまぁ、「ほっとけない」という気持ちの強い人が対応することになるんだろうけれど、「女の子が…」という先入観は勘弁してほしいなぁ^^;;。

20250722_1 20250722_2 【ROAST OSTRICH MEAT】先日、職場でいただいたお裾分け。なんと、ダチョウ肉?! 高タンパク低カロリーの健康食だそうです。ローストビーフのような舌触りの柔らかいお肉でした!

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2025年7月 4日 (金)

リタイア後の想像…

 最近、リタイア後の暮らしをよく想像します。
 もちろん、やりたいことは山ほどあるので、時間をもて余す心配は露ほどもないのですが、問題は先立つもの。
 夫も私も働かない場合、それぞれどのくらいの社会保険料や税金を支払う必要があるのか…?(退職後は、国民健康保険に加入するのと、任意継続制度を利用するのと、どっちが良いのか…?)
 毎月の食費や光熱費はどのくらいを目安にすべきか…?
 携帯電話料金だのプロバイダ料金だのamazonだのChatGPTだのTimesCarだのNetflixだのの総計はどのくらい節約できるか…?
 貯金の切り崩しはどの程度までが許容範囲か…?
などなどなど。
 夫はまったく能天気なアバウト換算で、「なんとかなるでしょ」って感じですが、私としては心配で心配で。。。(夫タイプの方が国の舵取りをしていたら恐ろしい…)
「うちの親の介護を、パパが"任せとけ!"って言ってくれれば、私が仕事に軸足を置くってチョイスもあるんだけどねぇ…」と言ったら、「それはない!」とキッパリ(T T)。じゃぁどうして能天気??

ビストロPapier】こんなことをツラツラ考えつつも、働いている間はまだ、たまの外食で息抜き、と洒落込める。。。先日初めて訪問したカジュアル・フレンチのお店の料理が超絶おいしかった!! こういう贅沢を楽しみたければ、まだまだ働かないといかん…ってことでしょーか(T T;;;。
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